乱れ髪チーム

加々見千懐さん(土方歳三役)

これ以上カッコイイ土方歳三はいないんじゃないか…と思うほど、とにかくカッコイイ

強さと近藤勇を思う真っ直ぐな思い、そして、修羅のように燃え尽きる前にいっそう激しさを増す姿は見応えあったし、ほんと良かった

所作もキレイだし、最高のキャスティングだと思う

 

熊野ふみさん(近藤勇役)

新選組の中では最も好きなキャラクターだったので、ちょっと厳しい目になってしまったけど、3日目あたりからは違和感なく…むしろ、熊野ふみさん演じる近藤勇がとてもリアルに感じられて…

近藤勇の内なる弱さが、近藤勇のイメージを貶めることなく演じていらっしゃった…そんな印象

熊野ふみさん演じる近藤勇による池田屋事件、スピンオフでいいから実現しないかな?

どんな近藤勇になるのか、興味がある

 

春名風花さん(市村鉄之介役)

いつもながら、春名風花さんには驚きだよな…

「はい」としか言わない前半から存在感あるし、最後に土方歳三から刀を託されたあたりからの表情の変化や仕草は、毎回込み上げるものが…

市村鉄之介(鉄之助)は、たしか10代半ばで新選組に所属していたはずで、その若さと従順さが見事だった( ^ω^)

 

大井川皐月さん(野村利三郎役)

改めてお名前を見てびっくり…サンドリヨンのときは∑(°∀° )

当初注目したわけではなかったのですが(ごめんなさい)、回を重ねる度に目を奪われ、その言動を追いかける存在に。

あまり詳しくない役どころだけど、聡明で…だからこそ、いち早く国元に帰るように促されたのかな…でも、土方歳三の真意とは噛み合わず…

でも、最後の最後、噛み合う

この再会が個人的には最高によく、松本捨助との最後の絡みは最高に良かった

これを間近で観られるのは幸せだった

 

 

安井茉穂さん(松本捨助役)

終始声を荒らげ、大変な役だったのかも…と思うけど、世の中の多くの人が思い描く新選組の姿を独りで演じ切った…そんな印象

平穏に生きることができず、世渡り上手じゃない…

そんな生き様が見事に演じられていて、最も気になった存在

最後の最後、野村利三郎と対峙したときに見せる微笑が最高にいい

敵同士になったにも関わらず、どこか安心感というか、嬉しさというか…

安井茉穂さんが演じる松本捨助は最高だった

土方歳三に追いすがるシーンもいい。確か、二度ほど壇上から落ちていらしたが、(痛いと思うので申し訳ないですが)そんな所が土方歳三との距離感をよりリアルに表しているようで良かったです

 

飯島香愛子さん(井上源三郎役)

冒頭で出番が終わってしまったのが残念なお一人

とはいえ、冒頭は飯島香愛子さんの独壇場

三日目あたりまではときどき声が聞こえにくいように感じふこともあったけど、四日目以降はコンディシャンが良かったのか…最高の井上源三郎だったように思う。

純血を貶めるな…

剣で語るべきだった…と評されてしまったが、出演の時間に反して、印象深く、そして、見惚れてしまう存在でした

チームジャックちゃんが読んだ新選組公演「乱」土方歳三伝 五稜郭異聞

4/4木曜日から「濡れ髪チーム」を3公演、「濡れ刃チーム」を1公演…計4公演観させてもらった感想を時間のある限り書いておく

 

誰にも気付かれないと思うから正直に

 

■史実に基づいているか否か…といろいろ意見があるようだけど、個人的にはあまり気にならない。もちろん、史実と違いすぎると理解に時間を要するし、混乱もある。ただ、歴史の勉強を受講しているわけでなく、脚本家、演出家、そして、何より、演じ手の方々が感じた思い、伝えたい思いが限られた時間の中でダイレクトに伝わってくる…それでいいと思う。今回は、「滅びゆく者たちがどういう思いを抱きながら滅びの道を歩んでいくのか」がテーマだと思う。そのための演出であれば、フィクションはあっていい。そこに違和感があったとしても、それを凌駕するだけの圧倒的な魅力ある舞台になっている。

史実と照らし合わせれば、矛盾が多い気がするけど…あえてそんなことはしない。気付いている矛盾は多々あるけどww

 

■乱れ刃チーム(男性のみ)と乱れ髪チーム(女性のみ)の2構成…なかなか斬新な気がする。客層もやはり違う気がする(笑)

個人的な評価は…上原ぺこちゃんの存在は差し引いても、乱れ髪チームが圧倒的に好み。

それぞれのチームを一言で言うなら、乱れ刃チームは「実際に起こった実話を観ているような感覚」かな。一方、乱れ髪チームは「滅びゆく儚さやその者たちの尊厳が凝縮されていて、雑が削ぎ落とされた感覚」かな。

なので、乱れ髪チームの方がダイレクトに演じ手の思いが伝わってくるようで、好きなんだよなぁ(*´ ∨`)

 

■演出は、客席の通路も使った立体的なものであり、観る位置によって印象が違うかもしれない。乱れ髪チームは(早く会場に着いて良さげな席を確保することが困難だろうとの思いから)すべて最前列のS席を確保。

後ろを振り返るわけではないので…通路での演出は観ていないけど、立体的な演出自体は嫌いじゃない。サラウンド効果…とでもいうのかなww

光の使い方は好きだなぁ…

あと、障子がいい(乱れ髪チームの2日目はいろいろ手間取ったりしてた印象があるけど)演出としては好き。

榎本武揚が総裁に、土方歳三が陸軍総裁並に…というシーンは、圧倒的に乱れ髪チームがいい。

乱れ刃チームは背丈があるためか、座って演じているだよね…どうも。そのため、障子全体に影が映らず、少し残念。

その点、乱れ髪チームは、ちょうどいい感じに全体が影で覆われて…

照明の調整は難しいと理解するけど、何とかならなかったのかな?

あと、最高の出来は2日目かな…。障子の目隠しをあげる人の影も写らず、とてもよかった印象。

 

ほかにも、